観艦式体験航海 4

航海長は新米なのかずっと艦長からきつい指導を受けていました。
イメージ 1

これ、艦長椅子です。
イメージ 2

こんごうはイージス艦で唯一女性士官が乗っている艦らしいです。大柄でガタイがいい娘が多いかなと思っていたのですが、どちらかというと小柄な方が多かったです。
イメージ 3

副官らしい女性士官がキビキビ動いて指示を出していました。

ブリッジの計器はボタンやスイッチ、レバーなどアナログで、ハイテクとは程遠い感じがしました。

それこそ太平洋戦争の映画でブリッジでやりとりされているような感じで、

「ヨーソロ」、「面舵15度」、「もどーせ」など、復唱で命令確認などで情報伝達していました。

航海長も羅針盤使っていたり、みんな双眼鏡で目視していたり、機関室とは受話器で連絡、レトロ!

暗くなっても明かりがつかず計器も見づらそう。

それと航行上のいる船舶は全て把握しているらしく、無線で確認していたり、レーダーで捉えて測的するものは「◯◯をアルファと称す、デルタと称す」と定めてその後は「アルファが15度方向から何ノットで接近中」など把握しているんですね。アルファ、ブラボー、チャーリー、デルタ、ホテルなんか使っていましたね。

そのやりとりがとてもかっこいい!

着岸する時は航海長の代わりに艦長自ら行い、舵取りも階級が上の人が行っていました。やはり着岸は神経使うんですね。

大型観光船でもこんなやり取り見たことないので、基本周りの友軍でない船舶は敵かもしれないという心構えと、民間船に事故に巻き込まない対応なんですかね?

しかし、こんなアナログな航行術で観艦式の隊列を組んでいるとはすごいと感じるとともに、実際に戦闘が始まったら20名ぐらいで運用しているこの体制、対応できるのか疑問に思いました。

多分レーダー室はハイテクで今回はアナログでも対応できるよう訓練を兼ねているんだろうなと思いました。

ある意味自衛隊の授業参観日みたいで、見られている自衛官たちはどう思っているのかな?

ブリッジの写真も撮り放題だったので機密性はないみたい。

食堂に本日の献立が乗っていました。そういえば護衛艦カレーグランプリで優勝したとか・・・。
イメージ 6

無事接岸。結局8時出港して17時着。もう日は暮れていました。
イメージ 5

旗を降ろす時もラッパで。
イメージ 4
こんなどでかくて悠々と航行する艦が実際に戦闘する事態になったらもう最終段階なんだなあと考えてしまいました。

兵器は無用の長物であることが平和であるんだなと思いました。

イメージ 7

3年後は横須賀本番狙いで抽選にチャレンジですね!