ヒール

今年の大河ドラマは「平清盛」ですね。
兵庫県知事が画像が汚い!とある意味アピールしていましたが

子供頃は源氏=善、平家=悪みたいな構図で考えてましたが、大人になるとそう簡単に白黒付けられないことや、相手にも事情や立場があるとわかってくると全然見方が変わって来るものです。

勧善懲悪だったロボットアニメでそれを覆したのがガンダムでした。どう見ても私はジオン軍サイドから見ていましたから。
人が乗っている敵モビルスーツをバッサバッサ倒して行くアムロが悪魔に見えました。

それと、これもショックだったのは「マクロス」で、アイドルのミンメイから年上、上官、地味な未沙にヒロインがチェンジした事!デカルチャー!!
でも大人になってLDを見返すと未沙の方がすごく女の武器を使っている嫌な女性とわかってしまいましたが(笑)。

おっと、横道にそれました。

三国志では劉備孔明が主人公の王道で曹操は悪として描かれていますが、やはりバランス的には曹操が優秀だったのでしょう。
登場人物の中でも一番好きなキャラは悪役として描かれる事が多い「死せる孔明、生ける仲達を走らす」の司馬懿仲達ですねえ。
彼は焦らず、時には阿呆の様に振る舞って、最終的には曹氏から帝位を簒奪して晋として中国を統一させたのですから。

織田-豊臣-徳川と言えば、人気が高いのは信長だと思いますが、最終的に天下を治めた家康に私は共感を覚えます。

また、これも帝国軍VS連邦・同盟・共和軍の構図になると、帝国が悪として描かれる事が多いのですが、「銀河英雄伝説」では最終的には帝国軍が宇宙をまとめてしまうというストーリーでこれもショッキングな展開でした。
優柔不断で何も決めらず動きの鈍い体制よりも、明瞭で清廉な独裁者がまとめた方が政治は上手くいく?(どこかの知事でしょうか??)という、体制もあると考えさせられました。

今の世界にいる独裁者はどうなのかなあ。

優男ではなく、ドラッガー曰く「真摯さ」も無いと生き残れないこのごろ。

今回の大河ドラマ平清盛の見方がまた変わるかもしれません。