Nikon LENS SERIES E 100mm 1:2.8の清掃

前回、ジャンクズームレンズ分解清掃組み立て失敗により、500円の勉強代を払ったきくりんぐです。

今度は、オークションで送料込みで3200円程度で手に入れた、Nikon LENS SERIES E 100mm 1:2.8を分解清掃試みました。

このレンズ、50mmF1.4ぐらいの大きさなのに、100mの中望遠でなかなかコンパクトです。ニコンのレンズですが、Nikkorと名乗れなかった、NikonEMが出た当時に発売された、プラ鏡筒の廉価レンズです。

とにかく、鏡筒も汚いです。
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後玉から目に見えるカビ!なので、吸盤ゴムでリングを回してレンズを外します。そして、レンズサッカーで後ろ玉を引き抜きます。
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見てください!この汚いレンズ!!最初アルコールとシルボン紙でゴシゴシやったのですが、カビは落ちません。そこで、ウレタンフォーム(激落ちくん)でゴシゴシやってしまいました!!
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すると、カビでアルコール液が白濁してきて綺麗に拭き取ると、すっきり綺麗になりました!!

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それと、絞りリングがある箇所で引っかかって最小絞りまで行かない!なので、分解して確認することにしました。
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後部マウントを外し絞りリング部を見てみると、「うえー!」多分、人の汗や垢が埃と混ざってできた付着物がびっしり!これじゃあ絞りリングもよく回らないよね。アルコールで綺麗にしました。

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それと、ピントリングがスカスカ、引っかかりがあったので、前玉も外すことにしました。

すると、前玉レンズ群は3箇所のネジで止まっているだけのよう。

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外れました。こちらも内側を綺麗に仕上げました。
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ヘリコイド部も綺麗にアルコールで拭いた後、本当はレンズ用グリースを塗るのですが、高いので、ここはダイソーの「長期潤滑グリーススプレー」を使用。
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結構ねっちりしているので、使えそうです。果たして長時間保管後、レンズ内で悪影響を出すかは確認する必要がありそうです。

元に戻して、完成!今度はきちんと戻すことができました。

Dfにぴったり!
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このレンズ、収差が激しく、特に解放の周辺部分は渦巻き状の収差がでてとても面白いレンズです!!
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オールドレンズとなると、やはりミラーレスが欲しいなあ、早くニコンのミラーレス出ておくれ!!

Nikon_Df #100mm_f2.8 #レンズ解体清掃 #レンズ分解