レンズ分解清掃 AF35-70mmf3.3-4.5

ふとしたきっかけで、汚いオールドレズを手に入れたので、レンズ分解清掃が必要で、まずはどうでもいいジャンクレンズで練習してからと思い、フジヤカメラジャンク館でカビの生えているAF Nikkor 35-70mm 1:3.3-4.5を500円で手に入れました!

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カビがバッチリです。
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さて、取り揃えた清掃グッズの紹介は別の機会にして解体・清掃を行っていきます。

フロントの飾り環っかをゴムで押し付けて回して取り出しました。すんなりいきましたが、逆にねじ込みができなくなってしまいました!

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溝があります。ここにカニ目レンチを使って回してリングを外そうと試みましたが・・・。

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前玉レンズ群が予想とは違い、外れました。

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ズームのヘリコイドスクリューが見えますが、これが後から入れ直す時、きちんと入らずズームリングア動かなくなってしまいました・・・。

前玉レンズ群の中にも爪がありましたが、硬くて開きませんでした。無水エタノールを浸してもだめでしたね。

前玉レンズ群の内側にうっすらとカビが生えていたので、エタノールレンズクリーナーペーパーで拭き取りました。

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さて、後ろ玉ですが、マウント部のレンズを外すことになりますが、ここのネジもかなりきつかったです。しかし、無水エタノールを浸し、ゆっくり回すと外すことができました。

マウントの中心部は、軽い金属っぽい感じでしたが樹脂をざらつかせているだけでしたね。
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後玉を抑えているリングですが、ここもとてもきつく、禁じ手ですがペンチでネジ開けました!リングは傷つき磨り減ってしまいました。

絞り環を絞り羽に伝えるバーなどの部品も分解していきました。
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これも、ぽろっと取れてしまったので、順番や向きがわからなくなってしまいました・・・。

ここまで来て、例の写真に写るほどのカビがあらわになり、無水エタノールを染み込ませたシルボン紙でゴシゴシやりましたが、取れない・・・。
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やはり穴(溝)があって、ここにエタノールをたっぷり染み込ませ、レンチで何回も回して外そうと思いましたが、だめでした・・・・、と諦めたところ、こり!っと外れました。

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カビが落ちないのは貼り合わせガラス内で生えちゃっていたからと思いましたが、こうやってきちんと洗浄できる状態でゴシゴシやったらカビはなんとか取れました!

さて、カビは綺麗になったものの、組み立て直しで、先ほど伝えたように、ズームリングが動かなくなったり、飾り輪がはまらなくなったり、「これどこの部品?ネジ?」というものが残ってしまいました!
で、レンズ自体は死亡・・・。

うーん、もう一個同じレンズをジャンクで買って、部品や組み立て方法など参考にして組み立て直すかなあ・・・。

ということで、レンズ解体・清掃失敗報告でした・・・。