意気消沈なニコンさん

今日(もう昨日か)はNikonユーザーにとって悲しいニュースが2件ありました。
☆2/13のニコン本社ロビー
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一つはニコンの大幅な赤字と人員削減です。今年100周年を迎えるニコンにとって、お祭り騒ぎではないということでしょうね。
100周年のために作ったニコンミュージアムもこの赤字を拡大させたんじゃないかなあ。
☆定時を過ぎて閉館したニコンミュージアム
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少し前にニコン本社のある品川駅でドローンのdjiが「カメラ技術者募集!現実にとどまるか、夢を実現させるか!」なんていう挑発的なポスター広告が展開されていましたが、これを狙っていたのかなあ。
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そして、もう一つは昨年のちょうど今頃アナウンスのあった1インチセンサーを積んだ高級コンパクトデジタルカメラNikonDLの発売中止が発表されたこと。コンデジで35mm換算で18-50mmというワイドなレンズ焦点距離は魅了的でした。
しかし、CP+でお披露目後、ICに致命的な問題があるということで発売がのびのびに。しかし、結果発売されずお蔵入りに。
確かに、コンデジで一年前に開発されたものが同じスペックで出てきたら浦島太郎状態ですよ。でも、このDLシリーズは魅力的でありました。
☆幻のNikonDLシリーズのパンフレット!
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ニコンは、コンデジに関してはマーケティング・開発とも中途半端で、1インチセンサーが主流となっている時に1/2.3インチセンサーコンデジをずらっと発売したり、リコーGR対抗COOLPIX Aを出したけど中途半端な展開、そして、Go Pro対抗品、KeyMIssionなんてマーケットシェアが厳しい中でなぜこのアイテムを展開したのかわからないです・・・。

そして、これまた中途半端なNikon1シリーズ。レンズ交換式ミラーレスとして展開していますが、昨年のある時期からパタッとそれにまつわる新製品が出てこない。

やはり、ニコンは正統派デジタル一眼D5やD500などのフラッグシップのみを固めて、ターゲットやユースを絞った方がいいと思うなあ。

そして、カメラ本体のデジタル・電子機器は電機メーカーに任せて、得意のレンズ(光学)で頑張って欲しい。
ニコンの技術でできた素晴らしいレンズがSONYPanasonicOEMレンズとして生き残って行ってもいいじゃないかなあ。

取り急ぎはニコンにとって鬼門のCP+で100周年記念、どんな発表があるのか?肩透かしか?